コラム
ポスチュアウォーキングで身も心も美しく【第1回】



ウォーキングとの出会い

 私は出産後、体型が崩れてしまいました。全体的に丸みを帯びてしまった体型は、腰から下のくびれがなく、疲れやすく、長く立っていられませんでした。174cmの身長は、そんな体型を目立たせてしまいそうで姿勢は猫背に・・・。当時の私は自分にまったく自信をもてませんでした。そんなときに、とあるウォーキングクラスに通い始めて、姿勢を正して歩くことの魅力に引き込まれていきました。身体の動きとつながりを研究し、独自のポスチュアウォーキングメソッドを構築したのです。

 今では関東を拠点に、ポスチュアウォーキングを広めるために日本全国を飛び回る日々。日本を飛び出して、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコでもウォーキングレッスンを開催しています。ポスチュアウォーキングは、ほかの誰かになるものではありません。あなた自身の魅力をぐっと引き出して、誇れる自分を演出することなのです。

楽しくなきゃ続かない!

 美しい姿勢で歩くというと、パリコレのファッションモデルのような舞台用のキャットウォーキングをイメージする方も多いかもしれません。でも、これは「特別な人の特別な歩き方」です。“特別な歩き方”を極めるには、それはそれは大変な努力と根性が必要になります。しかし、これでは継続するために大切な“楽しさ”が足りないような気がします。

 ポスチュアウォーキングは、決して特別な歩き方ではなく、誰でも、日常生活の中に取り入れて続けられる歩き方です。そんな(特別じゃなく)普通の歩き方のどこが楽しいのか?それは、普通に正しく歩くことで体がどんどん変化していくから楽しいのです。

 私の場合、太ももが細くなり、ヒップラインがアップして、小顔になりました。そして、身長はなんと3cmも伸びました。洋服は2サイズもダウンし、辛かった冷え性もずいぶん楽になりました。だから、楽しくてどんどん続けちゃうのです。


体をほどいてリセット

 ポスチュアウォーキングは、体の後ろ側を主に使って歩きます。ゆえに、全身をリフトアップして、すばらしくシェイプアップします。 もっとも得意とするところは、 ヒップアップと脚の引き締めです。

 美しい姿勢で歩くために、まず、知っておかなければならないのは、自分の歩き方のクセです。猫背だったり、左右に体をゆすりながら歩いたり、足を上げずにひきずるように歩いたり、クセは千差万別。前を歩いている人の後姿をみて、知り合いに気がついたりできるのは、姿勢や歩き方にクセがあるからなのです。まずは、余計なクセを知って、それを捨てていきましょう。そうすると、体の緊張がほぐれます。背筋を伸ばして歩くわけですが、変な力が入っていてはいけないのです。

 クセを捨てる簡単な方法をご紹介しましょう。両手を上げて、背伸びをして、その状態のまま少し力を緩めて、体全体をブルブルと揺らしてみます。贅肉を揺らしながら落としていくようなイメージ。骨も関節もほぐれていくような感じがすれば、体の緊張もほぐれていっているはずです。体がほどけてリセットすることが、伸びやかに歩くための第一歩です。

正しい姿勢をモノにする

 みなさん、“正しい姿勢”をイメージできますか?そう、背筋を伸ばして、肩をゆったりと開いた状態です。誰もが思い浮かべるごく一般的なイメージです。これが、“正しい姿勢”で間違いありません。でも、この一般的なイメージを常にキープするとなると、なかなか難しい。正しい姿勢をモノにするために、頭と体をつなげていきましょう。

 背筋を伸ばすとは、体の芯に力を入れて、あとはリラックスしている状態です。背筋だけを意識すると、お腹が前に出てきてしまうので、首をすっと伸ばすようにしましょう。つま先立ちの状態から、頭を残してかかとだけを地面につけるようなイメージです。これで、身長も2cm高くなります!そして、腰の位置は下げずに高い位置でキープしましょう。

 正しい姿勢をモノにした上半身は、エレガントで美しいウォーキングを印象付ける大切な要素になります。とくに背中で魅せるカッコいい上半身の姿勢がポイントです。

(次号につづく)


KIMIKO
ポスチュア(姿勢)スタイリスト。独自のウォーキングメソッド「ポスチュアウォーキング」を構築。商標取得。現在はポスチュアウォーキングレッスンクラスを持つほか、ニューバランスとおしゃれなウォーキングシューズを共同開発。講演、企業セミナー、マスコミの取材、ビューティーアップゴージャスツアーなどで世界を飛び回る。「歩く姿勢が美しくなる本」(中経出版)ほか著書多数。
(株)THE POSTURE代表取締役、(社)ポスチュアウォーキング協会会長。
http://www.posture.co.jp/